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斉藤 淳一
日本機械学会動力エネルギーシステム部門ニュースレター, (56), p.2 - 3, 2017/09
液体金属ナトリウムは伝熱流動性、構造材との良好な共存性などの多くの冷却媒体として優れた特性を有していることから、高速炉の冷却材として使用されている。一方で酸素や水と反応しやすく、その際の反応熱量が大きく、反応速度が速いという化学的活性度が高い。そこで、ナトリウム自身の化学的活性度を抑制するというアイデアを創出し、その研究開発を進めてきた。その結果、ナノ粒子分散ナトリウムの化学的活性度の抑制が確認され、プラントの安全性が向上し、通常運転を超える厳しい条件での事故時にも裕度を持って対応が可能となる見通しが得られている。これまでに取得したナノ流体の主な反応抑制よりプラントへの効果について述べる。
高瀬 和之
日本機械学会動力エネルギーシステム部門ニュースレター, (37), P. 7, 2008/11
日本機械学会(JSME),米国機械学会(ASME)及び中国原子力学会(CNS)の共同主催による第16回原子力工学国際会議(ICONE-16:The 16th International Conference on Nuclear Engineering)が2008年5月11日から15日までの5日間、米国フロリダ州オーランドのディズニーコンテンポラリーリゾートホテルで開催された。本会議には30の国と地域から803名の参加登録があり、そのうちの出席者は733名、また、論文発表は技術論文が479件、口頭発表が87件であった。今回の基調テーマ「Global Nuclear Movement and Our Roles and Responsibilities」は、地球温暖化対策や化石燃料抑制に原子力エネルギーが見直されている昨今の事情を勘案し、原子力エネルギー利用者としての人類の役割と責任を再確認することを目的として設定された。本報は、第16回原子力工学国際会議の概要を事後報告書としてまとめ、広く学会員に紹介するものである。
中川 繁昭
日本機械学会動力エネルギーシステム部門ニュースレター, (36), p.5 - 7, 2008/05
高温ガス炉は、固有の安全性に優れ、高温の熱を有効に利用できることから、超高温ガス炉システムとして第4世代原子炉の候補の一つに挙げられている。原子力機構は、日本で初めての高温ガス炉であるHTTRを完成させ、850C又は950Cの連続運転,安全性実証試験により、高温ガス炉の特性データの取得と蓄積を進めており、HTTRで得られた知見をもとに、エネルギー源としての持続可能性,安全性・信頼性の確保,優れた経済性を達成でき、世界の二酸化炭素の排出量抑制に貢献できる将来の原子炉システムの設計検討を進めている。これらの高温ガス炉の開発の経緯と代表的な成果として安全性実証試験の結果を示した。
高瀬 和之
日本機械学会動力エネルギーシステム部門ニュースレター, (35), P. 6, 2007/11
日本機械学会(JSME), 米国機械学会(ASME)及び中国原子力学会(CNS)の共同主催による第15回原子力工学国際会議(ICONE-15: The 15th International Conference on Nuclear Engineering)が2007年4月22-26日までの5日間、名古屋国際会議場で開催された。今回は、日本原子力学会(AESJ),韓国原子力学会(KNS),世界原子力協会(WNA),カナダ原子力学会(CNS)及び国際原子力機関(IAEA)が協賛し、その他8つの研究機関・会社が協力団体として開催に参加した。本会議には35の国と地域から、682名の参加登録者があり、そのうち招待講演者は17名、学生参加者は50名であった。今回の基調テーマ「Nuclear Energy; Enabling the World of Tomorrow」は、原子力エネルギーが将来にわたり人類の成長と発展に寄与できることを目指して設定された。本報は、第15回原子力工学国際会議の結果を事後報告書としてまとめたものである。
佐賀山 豊
日本機械学会動力エネルギーシステム部門ニュースレター, (34), p.2 - 3, 2007/05
高速増殖炉サイクルの実用化戦略調査研究は、フェーズ2の成果及び国による評価結果を受け、高速増殖炉サイクル実用化研究開発(FaCTプロジェクト)として、実用化に集中した技術開発に開発の段階を移すこととなった。本プロジェクトでは、ナトリウム冷却炉,先進湿式法再処理,簡素化ペレット法燃料製造の組合せを主概念とし、2015年に向けて実用施設及び実証施設の概念設計研究及び革新技術の研究開発を進めることとしている。
大高 雅彦
日本機械学会動力エネルギーシステム部門ニュースレター, (32), p.5 - 6, 2006/05
高速炉システムの有望候補概念であるナトリウム冷却炉における実用化課題の一つは軽水炉に比肩する保守性の確保にあり、ナトリウム中における保守・補修技術の開発を実施している。本報では、現在実施している運転中の状態監視のために考案したナトリウム中可視化技術について、可視化原理を中心に数値シミュレーションによる原理確認,技術課題,今後の展開等について紹介する。
川妻 伸二
日本機械学会動力エネルギーシステム部門ニュースレター, (32), P. 6, 2006/05
2005年9月4日から8日にかけて英国スコットランドのグラスゴーで、日本機械学会, 米国機械学会(ASME)及びBNES(英国原子力学会)の共催で開催された第10回環境回復及び放射性廃棄物管理に関する国際会議: ICEM '05(10th International Conference on Environmental Remediation and Radioactive Waste Management: ICEM '05)の会議報告を日本機械学会動力エネルギーシステム部門の「NEWSLETTER」に行う。
鈴木 惣十
日本機械学会動力エネルギーシステム部門ニュースレター, (31), p.3 - 6, 2005/10
「常陽」では、これまで高速炉サイクルの実用化を目指した研究開発のための各種照射試験を遂行し、その成果を二千件を超える技術資料にまとめるとともに、FBR原型炉「もんじゅ」を始めとする後続炉開発に反映してきた。MK-III計画で高度化した「常陽」では、FBR実用化に向けた技術開発に欠くことのできない照射試験施設として、経済性向上、環境負荷低減、安全性向上等のための多種多様な照射試験を引き続き実施していく。また、高速中性子照射場は国際的にも貴重であることから、大学や海外の研究開発機関からの期待に応えて外部利用の拡大を進め、基礎基盤研究、国際協力による研究開発の効率的推進等へ貢献することとしている。
大貫 晃
日本機械学会動力エネルギーシステム部門ニュースレター, (29), p.3 - 5, 2004/10
革新的水冷却炉は軽水炉技術に立脚し、炉心構成を変更することでPuの多重リサイクル利用やウラン資源の有効利用によるエネルギーの長期安定供給に貢献できる魅力ある原子炉である。本特集記事では革新的水冷却炉の概要を述べるとともに、新たに行うべき研究開発の主要課題に対する概況をまとめた。
羽田 一彦
日本機械学会動力エネルギーシステム部門ニュースレター, (25), p.2 - 3, 2002/10
ニュースレターの特集記事として、ITERの構造,主要仕様,主な特徴を紹介した後、ITERの建設に向けた動き、並びに、国内活動として行政庁による法規制に関する検討状況及び構造技術基準,耐震免震設計基準等の基準類の開発状況を紹介した。
塩沢 周策
日本機械学会動力エネルギーシステム部門ニュースレター, (24), p.2 - 3, 2002/05
高温ガス炉は、高温の熱利用・高い熱効率が達成できること,固有の安全性に優れていること,ニーズに応じた炉型が可能である等の他炉にはない特徴を有しているため、エネルギー供給の多様化,エネルギー利用分野の拡大に貢献する革新型炉として期待されている。このため、南アPBMR計画,米国/露国GTMHR計画に代表される実用化計画並びに米国GEN-IV計画等に代表される革新的次世代炉開発研究等が進められている。そのような状況下で、我が国においては、原研HTTR計画を中心に高温ガス炉の開発研究が進められており、HTTRは、全出力30MWを達成し、使用前検査合格書を取得した。本稿は、高温ガス炉の専門家でない、一般の科学技術研究者を対象に高温ガス炉に対する理解を深めることを目的とし、高温ガス炉の特徴,開発の歴史と現状及びHTTR計画の概要について紹介するものである。HTTR計画の概要については、今後のHTTR特性試験,安全性実証試験,照射試験,世界で最初の水素製造の実証試験等についても紹介している。
小野 清
日本機械学会動力エネルギーシステム部門ニュースレター, (18), p.2 - 3, 1999/00
サイクル機構では,将来の核燃料サイクル技術体系の柱となるFBRとこれに関連する核燃料サイクル技術の研究開発を推進している。本稿ではFBR燃料サイクルの中の再処理技術および燃料製造技術について,特に経済性の観点から酸化物(MOX)燃料を中心としたこれまでの開発状況を紹介する。FBR再処理技術については,ピューレックス法をベースとした高除染再処理法の開発の状況および晶析法を応用した低高除染再処理法の概念について概説し,FBR燃料製造技術に関しては,ペレット燃料を中心とした製造技術開発の現状およびさらなる経済性向上を目指したバイパック燃料製造技術の概要を紹介する。両技術とも経済性の観点から軽水炉のサイクルコストに十分対抗できることを紹介している。
滝塚 貴和
日本機械学会動力エネルギーシステム部門ニュースレター, (17), p.2 - 3, 1998/11
高レベル放射性廃棄物の処分の効率化、積極的な安全性の向上、その資源化という新たな可能性を目指した長期的、先導的な群分離・消滅処理研究開発計画「オメガ計画」が進められている。陽子加速器と核破砕ターゲット、未臨界マイナアクチノイド炉心を組み合わせたハイブリッド型システム概念について設計研究を行うとともに、その技術実証のための消滅処理実験施設の検討を行っている。
滝塚 貴和
日本機械学会動力エネルギーシステム部門ニュースレター, (16), P. 7, 1998/05
日本原子力学会等主催による将来型原子力システムに関する国際会議(Global'97)が1997年10月5日~10日にパシフィコ横浜にて開催された。本会議は「先進燃料サイクルによる第二の原子力時代への挑戦」をテーマに、新型原子力システム、新型燃料、消滅処理、再処理・群分離、Pu管理・利用、廃棄物管理等の分野で約280件の発表が行われ、活発な討論と意見交換がなされた。
馬場 治
日本機械学会動力エネルギーシステム部門ニュースレター, 0(7), p.4 - 5, 1993/11
現在建設中の高温工学試験研究炉(HTTR)の原研における開発の経緯、設計の概要、建設の現状について、主に、高温のエネルギー発生設備としての観点から、国外の高温ガス炉の開発の概要とともに、報告する。併せて、HTTRの運転開始後の利用方法についても言及する。
早船 浩樹
日本機械学会動力エネルギーシステム部門ニュースレター, ,
動燃から派遣員を出して、KfKでの自然循環崩壊熱除去試験プログラムに参画している動燃とKfKとの共同研究(日独仏高速炉協定に基づく)で実施している。この試験について、動燃の海外研究活動の1つとして紹介する。